改・ウミウシな人～Buffalo Bills応援ファンブログ～

レックスエフェクトとは何ぞや。

さて、昨日の試合の雑感。

１　マニュ
大方の予想通り先発したマニュは、28/42、263Y、1TD、1Intという成績。思っていたほど悪くない印象でした。まあ、プレ、M.キャセル放出、タイロッド怪我と続く経緯の中でのチーム関係者のやたら高い評価はあったので少しは期待しましたけど、多少、改善されたかな、程度でやっぱりマニュはマニュでした。ｗ

試合前には「この試合で結果を出せば再び先発争いがリスタート」などという話が持ち上がりましたが、明らかにタイロッドの方が一枚も二枚も上で、そんな話は今後出てこないでしょう。
確かに、昨年よりかはゴールに向かうメンタルはあったと思いますし、コントロールもマシだった。けど、何より、先週も触れた突破力、反発力がマニュには感じられず、今の停滞気味のチームを牽引できるほどの能力が無いのは明らか。

２　鬼守備返上
とは言え、敗因はそこにあらず。この試合の敗因は、Cinオフェンスを止めれなかった情けない守備陣。前半は毎回厳しいフィールドポジションから始まる相手オフェンスをよく抑えていましたが、後半になって一気に崩壊してしまい、全く止まらない状態に。
この試合で絶対必要と思われたビッグプレーは、インセプ、ファンブル共にゼロ。それどころかサックも無ければロスタックルもたった2回。
加えて、3rdダウン守備は7/12で、RZ守備は4回中4回TDを奪われるというノンストップぶり。いくらCinオフェンスがタレント豊富とはいえ、これはない。

昨シーズン終盤、P.マニング、A.ロジャースをチンチンにしたのとは対照的に、今季はとにかくトップレベルのQB率いるオフェンスを全く止めれない。T.ブレイディ、E.マニング、A.ダルトンの3人に対し、トータルで9TDを献上し、奪ったIntはわずか1で、許したQBレートは100を超えてます。

しかも、過去2シーズン、2位、1位と記録したサック数はリーグ24位の9つ。特に自慢のDL4人衆で5つしかサックを奪えていない。確かに、レックス守備はサックを奪うことを主眼としていない守備のため、サック数の減少は予想されたけど、さすがにここまで減るとは思わなかった。
これには、チーム内でも相当フラストレーションが溜まっているようで、マリオなどもスキームに対する疑問を口にし始める他、カイルやダレウスもスキームへのフィットに苦労していることの不満を口にしているとか。

コーチ就任の際、既に出来上がっている守備に性格の違うレックス守備が相容れるのかということは懸念したものの、そこは守備の達人ということで大丈夫だろうと思っていました。うーむ、さすがに今のような状況は想定してなかった。。。
とりあえず、鬼守備の称号を正式に返上します。

３　ペナ、ペナ、ペナ
ホント、いい加減にしろよな、というのもアホらしい反則渦をこの試合でも展開。8回93Yと、これまでのホーム３試合でいずれも２ケタの反則数を記録していたのに比べると減りはしたものの、やっぱり大事なところでの反則がチームを殺す。
一番アホだったのは、第1QのパントカバーにおけるR.ブルックスのトーンティング（侮辱行為）の反則。ファーストドライブを良い感じでテンポ良くTDまで行き、その後の守備を3凡で抑え、Bufペースで進んでいたところでのアホすぎる反則です。
パックマンに何を言われたか知らんが、既にBufには反則誘発が非常に有効と戦略に組み込まれている中で、それにまんまと引っかかる頭の悪さは救いようがない。しかも、あれだけ反則を叩かれて、一番やってはいけない類いの反則をするとチームの雰囲気がどうなるかくらい考えろや、ヴォケ。もはやブルックスは解雇レベルの大ミス。

この日の両チームのFD数は、Cin21、Buf22。総獲得ヤード数は、Cin355Y、Buf368Y、TOPは30分ずつ、とスタッツの比較ではほぼ互角。けど、結果的には2ポゼ差がついた。その要因はいくつかあげられるものの、反則もその大きな要因の1つ。いい加減気づかないもんか。

４　怪我、怪我、怪我
この試合、負けても良いけど怪我人だけは出すなと思っていましたが、結果は最悪な形に。復帰したばかりのS.ワトキンスがTDの際にフィールドに足を取られて足首を怪我。その後ロッカールームに下がったワトキンスが松葉杖姿で歩いているのが映像で流れるなど、更にチームの雰囲気は悪い方向に。
加えて、Freddy無き後、チームのHeart&soulだったカイルまでもが怪我をしてカートにより退場。他にも先発RTのS.ヘンダーソンが脳震盪で途中退場、WRのM.グッドウィンもあばらを痛めて退場。この日はP.ハーヴィンとM.イースリーも欠場し、なんと試合終了時に健康なWRは3人しかいなかったようです。ｗ

ちなみに、ワトキンスとカイルは数週間の離脱、ハーヴィンも次週のロンドンゲームも欠場と、ホントに頭が痛い。更に痛いのは、既にロンドン入りしているチームに新たな選手をワークアウトさせたり、ビザを取得している時間も無く、PSから誰かを引き上げるくらいしか出来ないようです。

５　Shadyはやっぱり凄かった。
そんな暗い話題ばかりの中で、復帰したShadyの走りっぷりはやっぱり凄かった。17回で90Yを獲得し、Bufでの初TDランも決めて見せた。まだまだ体調は万全では無いので、万全になれば何処までやれるのか、ホントに楽しみ。
今季は、タイロッド、Shady、C.クレイの３人でオフェンスを構築していくしかないでしょうから、この3人が健康体であることを祈るばかり。

６　プレーオフ争い
これで成績は3勝3敗。現時点でのプレーオフピクチャーではAFC6位に位置するも、AFC-Sのトップが7位のIndのため、現時点ではWC枠から漏れてる状態。とはいえ、まだW6が終わったところです。
今季のAFCはチート、Cin、Denが全勝で、その次が混沌としている状態。このままいけばWC争いはかなり低レベルになりそうな感じでしょうか。

まあ、そういう意味ではまだまだこれからと言えるのですが、①怪我、②ペナルティ、③守備低下、という開幕当初から問題となっていることが未だ全く解決していないという現状が暗い影を落とします。特に①と②は今シーズンずっとついて回りそうな感じです。