改・ウミウシな人~Buffalo Bills応援ファンブログ~

NFLのbuffalo billsを気ままに応援するブログです。ビルズダイナスティ復活まで気長にやっていきます。。。

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T・エドワーズ

またひとり、新人を先発起用することになりました。FA新人のA・パーマーです。
Cle戦から、K・ミッチェルをMLBに配置換えし、これに伴い、パーマーをWLBで起用することになりました。
パーマーは、ドラフト前には3巡指名まで予想された好選手でした。TSNではTop100内にランクされていました。
入団後も評価が高く、SLBを争うことを期待されていましたが、プレシーズン中に怪我で離脱しています。
そんなこんなで、出遅れてW1ではInactive、W2からはSTで頑張っていました。

うーむ。まだまだ成長過程だし、無理するなよ、と言いたいのが本音ですが。。。


ここ2試合の極度の不振で、エドワーズに見切りを付けるような記事やファンの声が多く上がっています。ファン掲示板では、「J.Pを呼び戻せ」、などというスレも立ち上がるなど、じょーろん同様支持率は急落しています。
しかし、ホントにエドワーズに見切りを付けていいのか?と言われれば、そこは迷うところ。
とにかく替わりになるような選手がいない。Fitzやハムダンで良いわけが無く、彼らが活躍したとしても未来があるわけではない。とりあえず、冷静にさせるためにサイドラインに下げるという手もありますが、今の状況では「下げる」=「見切る」ということになりかねないでしょう。
そしてなにより、エドワーズだけに責任をおっ被させていいものかということ。これが今回のネタです。

【B・ウォルシュお勧め】

エドワーズは、2007年のドラ3巡でBufに入団しています。その当時、JPが前年シーズンで全スナップを経験し、そこそこの成績を残すなど、「Bufの将来はJPとともに」という流れでしたので、上位指名件でQBを補強する必要性は無いとされていました。(それ以外に優先すべきポジションも多かったですし)
それでも、指名したのは当時GMの立場にいたリーヴィー卿の意向。ナイナースの伝説的コーチでウエストコーストオフェンスの生みの親B・ウォルシュ(故人)から、プロでの活躍のお墨付きをもらっていたようで、1巡指名も予想されたエドワーズを「ここで指名できるなんて、超ラッキー」ということで、予定外の指名を強行しました。ドラフト時は、リーヴィー卿がスカウト担当のモドラクやじょーろんに熱心に懇願したようです。

【ドラフト時の評価】
ドラフト前は、一部でJ・ラッセル(Oak)やB・クイン(Cle)に続く3番手と位置づけられ、1巡指名もあり、遅くても2巡指名では拾われるのでは?と思われていました。
ただ、彼の評価が上がったのはドラフト後から。ウォルシュとエドワーズの関係が公になった頃からです。
ウォルシュとエドワーズの接点は、カレッジ。スタンフォード大出身のエドワーズは在籍当時、同じく同校出身のウォルシュがコンサルタントかなんかの立場で関与していた時代に指導を受けています。ウォルシュはほどなく鬼籍に入られますので、交流のあった期間は限られていましたが、史上最高の”パッシングオフェンスクリエイター”であるウォルシュのお墨付きと言うことで、評価が一気に上がりました。

【Buf入団後】
Buf入団後も非常に評価は高かったです。とりあえず、入団した2007シーズンはJP先発が決まっていましたが、シーズン前には、チームは当時2番手だったK・ホルコムをトレードで放出するなど、エドワーズに早くも2番手のポジションを与えます。
そして始まった2007シーズン、JPの極度の不振から、早くも「ウォルシュの弟子を早く出せ!」という声が上がり、W3にJPが怪我で退場すると、そのまま先発に起用されます。途中、JPが復帰した後、先発を彼に譲りますが、終盤には再び先発起用され、2008シーズンには正式に先発定着し、今日に至ります。

【エドワーズを取り巻く状況】
さて、ここまではエドワーズの入団経緯。ここからが本題。こんな感じでエドワーズは入団後、とんとん拍子で先発にまで登りつめました(というか、ポジションを与えられた)。
ただ、彼を取り巻く状況は余りにも過酷でした。

①周りからの高すぎる期待
ケリー師匠以来、フランチャイズQBとはトンと縁の無いBufファンは、ウォルシュの言葉を信じ、「ついに我々は念願のフランチャイズQBを得た!」と、彼に対し異常なまでの期待をしていました。
そもそもウォルシュがそこまで評価していたのかは、既に亡くならているのである意味「都市伝説」なもんだとは思うのですが、その報道が必要以上にクローズアップされていたのは事実です。
そもそも、エドワーズはカレッジ時代は弱小の部類に入るチームに在籍していて、成績をあげていたわけではありません。しかも、最終年度は怪我で殆どのシーズンを棒に振っています。
しかし、ハイスクール時代の評価が高く、カレッジのリクルートでは当時No.1QBの評価を得て、ミシガン、フロリダ、ノートルダムなどの強豪校からも声がかかるなど、彼の潜在能力の高さを評価されていました。
つまり、典型的な素材型QB。カレッジでも、ハイレベルな指導を受けていたとは思えず、彼のフットボールセンスを買われての高評価だっただけに、彼を新人年から使わざるを得なかった状況は、彼にとってはプラスだったとは思えないです。

②指導力の乏しいコーチ陣
QBがプロで大成するかどうかは、指導者に恵まれるかどうか、特にHCやOCとの相性がマッチアップするかどうかは非常に重要です。それは今も昔も、大物も小物も一緒です。
モンタナにおけるウォルシュ(+他多数)、ファーブにおけるホルムグレン、ペイトンにおけるT・ムーア、ブレイディにおけるベリチック、ブリーズにおけるS・ペイトンなどなど、、、枚挙に暇が無いです。
ケリー師匠にも、T・マーチブローダという極めて優秀なOCがいて、彼と一緒にK-GUNを造り上げたわけです。
では、エドワーズにそういうコーチがいたのか?となると、ノーであることは明白。ただでさえ、まともな指導を受けれていない”素材型”エドワーズは結局、彼の努力が一番の要素という状況でした。

③毎年変わるオフェンスコーチ&システム

彼のプロ入り後、毎年OCが変わっています。1年目はフェアチャイルド、2年目がショナート、3年目の今年はシーズン開幕前にAVPに変わりました。
一応は、外部招聘ではなく後任、後任となっており、システムは引き継がれているようにも見えますが、実情は違います。
フェアチャイルド時は、M・マーツ下で学んだハイパーオフェンス仕込みのヴァーティカルなパッシングオフェンス展開を標榜としたもの(実際には全く違うものでしたがw)でしたが、ショナートになると、1年目はWCOもどきのショート&ミドルパスを中心とするパッシングオフェンス、今年になり、ノーハドルオフェンスを導入しています。
最低でも3年はかかると言われるオフェンス構築にあって、これだけ毎年システムが変われば選手が当惑するのは当然でしょう。しかも、このシステムチェンジは、選手の適正を見極めてと言うよりもコーチのフィロソフィー実現を優先させるような感じで進められたものだったと思います。
能力もなければビジョンも無く忍耐力も無い。このようなコーチ&フロントに毎年のようにエドワーズは振り回され続けています。
極めつけは今年でしょうか。ノーハドルオフェンスというQBにはとんでもなく負担のかかるシステムを押し付けられた挙句、開幕直前にその新システムの中心となっていたOCをチェンジ。しかも、昨シーズン終了後、解雇も検討されたコーチを「”Change”よりも、連続性を保つことのほうが重要である」として、留任させたコーチを、「HCとフィロソフィーが合わない」という理由でです。

④酷すぎるOL
個人的な意見ですが、オフェンスの出来は6~7割はOLで決まると思っています。OLがアサイメントどおりにランニングレーンを作れれば一流RBでなくてもランで進めるし、QBがレシーバーを見つける時間を十分に確保できれば、パスは通せるようになっている。つまり、戦略どおりにやればオフェンスは進むようになっている、守備はその戦略をいかに崩すか、その駆け引きがアメフトの本流にあると言われています。
では、エドワーズにOLの援護があるか?と言えば、これも”No”です。
リーヴィー卿就任直後は、D・ドッカリー&L・ウォーカーをFAで獲得し、この意識が強かったと思います。J・ピータースの計算外の急成長もあり、1年目の2007年はOLは非常に良いユニットでした。エドワーズのパフォーマンスも、この時期一番安定していたと思います。
しかしながら、その時間はあっという間に終焉を告げます。ピータースのホールドアウトに対し、チームはほぼ放置、確かにピータース側の法外な要求と言えばそれまでですが、そこに至るまでの経緯で適切な対応をしていたかと言えば、そうではなかったと思います。ピータースは、トレード放出時、J・マクナリー前OLコーチやチームメイト、ファンに対する感謝を述べるとともに、フロント陣の対応については、かなり批判的でした。おそらく、フロントの対応について誠実さを感じていなかったのでしょう。
結局、ホールドアウトが影響し、昨シーズンは信じられないパフォーマンスで、別れを告げることとなりました。
また、FAで獲ったドッカリーとウォーカーをあっさりカット。確かに、サラリーに見合った働きをしていないのは事実ですが、それにしても拙速すぎました。
勝負をかけるべく、T.Oを獲ったのに、オフェンスの核となるOLを新人ばかりに任せるというのは、NFLの常識からすると、あり得ない選択だと思います。つまりは、このチームは、オフェンスはOLから作るという哲学は無いのだと思います。

【エドワーズの現状】
現在のエドワーズに対し、批判されている内容は、”キャプテンチェックダウン”と揶揄されているように、ダウンフィールドへのパスを投げず、セーフティバルブなどへのチェックダウンパスばかり投げている”チキンだ”ということです。しかも、先週のMia戦では自陣から、サイドでカバーされているWRに投げるというタブー視されているプレーをしてしまい、彼の評判だったフットボールIQにも疑いをもたれようなことにもなっています。
エドワーズの表情からすると、完全に自陣喪失状態。メンタル面で、混乱しています。
この原因は、ひとつやふたつではないでしょう。これまでに上げたような理由の他にも、いろいろとあります。
ただ、気になるのは、ダウンフィールドに投げないというのが、本当に彼のせいなのか、ということ。
ブログ常連のさーまんさんが、プレシーズンで仰ってましたが、どうもコーチからそうするように指示されている可能性が高いです。これは、JPの頃からそうですが、どうもヴァーティカルに投げるという勇気がここ数年チームにありません。しかも、3rdダウンでも平気でダウン更新出来ないようなパスを投げる姿を多く目にしました。当時は、JPのチキン故と思っていましたが。。。

【エドワーズの将来】
とある現地ファン掲示板の投票では、エドワーズに見切りをつけるべきかどうかで、6割以上が見切りをつけるような結果になっています。しかし、その割には、エドワーズを批判するようなスレは数は少ないです。
これを見てわかることは、「やはり期待はしたい、問題はコーチである。けど、これ以上負け続けるチームは我慢できない。」ということでしょうか。

替わりの選手について、殆どは来年のドラフトでの指名を期待しています。
確かに来年のドラフトは、かなりの豊作のようで、QBにも候補者が例年以上に多いです。しかしながら、そのうちの何人かはカレッジに残るでしょうし、評価が下がると思います。結果的に、先発を期待できるような選手は2~3人くらいで、それらの選手はTop5くらいで消えてしまう可能性が高いです。

エドワーズの契約は来年で切れます。今はルーキー契約のものですし、フロントにとっても、未だ負担が多いものではありませんので、彼をカットすることはないでしょうし、さすがにトレードも無いでしょう。

まあ、私的にいえば、こえまでに書いてきたとおり、エドワーズを取り巻く環境は酷すぎます。まずは、彼をしっかり指導できるコーチを呼んでくること、彼の負担を軽減できるオフェンスシステムを構築できるOCをつれてくること、OLを整備すること、これらを整えるのが先決だと思います。結局、彼を切って新しい選手に託しても、今のままじゃ同じことの繰り返しだと思います。

究極的に言えば、まともなGMを雇わずに、フットボール経験もスカウト経験も無い人間にGM的な役割を与え、支持率3%となるような人間をこれまでに切らなかった爺が一番の問題なのでしょう。
フロントも初めの頃はストラウドを獲ったり、Gonzoに手を出すなど、良い感じだったのに、今となれば単に「Big Nameに興味しめしとけ」というファンとおなじレベルの発想だったということでしょうか。
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| buffalo bills | 09:59 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

哲学 システム 無手勝流

ウーン、難しい問題ですねぇ。OC自体がコロコロ変わるのは勿論問題外でしょうけど、自分の哲学押付け一辺倒のOCや、「現有素材を勘案して最適なシステムはコレ」という考えも無い球団首脳ちゅうのもねぇ。
ウチの鱒も…と思うととても他人事とは思えません。

でも、
>ドラフト前は、一部でJ・ラッセルやB・クインに続く3番手
というのは、どうなんでしょう比較の対象として。今となって1番手、2番手の苦闘振りを見ると、「ドラフト前の予想を覆す躍進」になっちゃいませんかぁ(笑)?
まぁ、もし鱒がバストになった時の、金銭的なことを含めた衝撃を考えると、今びるずだいなすてぃサンが苦悩されている以上の大災害になることは明白なので笑ってもいられませんが。。。

ウチの場合、去年はタンパ2とバランスアタック、ゾーンブロックという触れ込みで、その前はマーツさんという「強力な哲学を持った『攻撃の科学』総裁」が君臨してました。
今年からは「ランを出し、ランを止める」とか「大きく、強く、早い、フィジカルで圧倒出来るチーム」みたいな、解った様な解らん様なことは言ってますが、結局OCもDCもシステム的には無手勝流っぽい。
GMやHCも「フレキシブルでスキーム・ガイじゃないところが気に入った」と彼らを評してます。

ただ、じゃあ現有の素材で最適な…と言ったところで、決定的にタレントが不足してる状況。
ロスターの約6割が新しい選手で殆んど一から再建中ですので、ある程度しょうがないにしても毎試合試行錯誤しながらスタイルを変えて、未だ手探り状態といったとこです。

それでも一応ドラフトやFAで補強してますから、首脳陣の頭の中にチャンとした青写真はあるのか?
それとも本当に出たトコ勝負、型に嵌らない変幻自在の無手勝流こそ最良と思ってるのか?

| Liger | 2009/10/09 14:00 | URL | ≫ EDIT

エドワーズは私もまだまだ期待しちょります。
いまだに都市伝説を信じている口ですからw。
だいなすてぃさんのおっしゃるとおり、
早く育成する人材を固めてもらいたいですね。。
OL構築が最優先でしょうね。
マクナリーがいなくなってからのOLはひどい。
OLに必要以上に金かけすぎるのもどうかと思いますが、
金のかからない新人・FAでどうにかしようとしている限り、
フロント・コーチ陣は能無しといわざるを得ません。

来年QB豊作のようですが、
仮にQBを1順指名して、
ブラウンズのようにならないか心配です。
エドワーズが来年ブレイク→1順QBどうしようかな
見たいな流れになるとちょっと困りますよね。
そうなってから困ればよいのですけど。

最近ケリーが珍しく記事を投稿していました。
まだ詳しく読んでませんが、
確か現状のビルズについての雑感だったような。
やはりチームのことが気になっているのでしょうね。
そんな頼りになるケリーが影からエドワーズにアドバイスを与え、
エドワーズ復調!なんてストーリは虫よすぎますかね。

JETSには最近別のエドワーズが入ってきました。
ちゃくちゃくと強化してますな。
こちらが強化できていない間に・・・・

| さーまん | 2009/10/11 01:07 | URL |

エドワーズ評、興味深く読ませて頂きました。
OCがコロコロ替ったり、コーチ陣の指導力不足はまさにその通りだと思います。
(いっそのこと、ケリーをスタッフに加えますか(笑))

自分も現時点でエドワーズに見切りをつけるのは早計だと思います。
来年、ドラフトで指名するのも『否』です。
ファンとして言ってしまうのもなんですが、今年はシーズン開始前からあまり期待していない(HCの更迭希望)ので、エドワーズをパッサーとして育てないのならば、これからの試合、どんどん投げさせて経験を積ませるのが最善のように思います。
(P.マニングの一年目のように)
ただ、この方法だと、ファンには相当辛いシーズンになってしまうので、(特に)地元のファンの割り切り・我慢を強いることになってしまいますが…。

チーム(オフェンス)の再建はOLからだと思っているので、今年のドラフトピックは満足しています。
試合を観ていて特にウッドは将来のプロボウラー候補だと思っています。
後はベルの経験を積んでの成長とOLのユニットとしての完成度を高めることを期待しています。
それ以前に、怪我での戦線離脱含め、OLが固定しないようでは、完成度の向上は望むべくもありませんが(泣)

私はMia戦を観ていて、全然止まる気がしないディフェンスの方がよっぽど深刻に思えます。
こちらも大鉈を振るって欲しいです。

私の今シーズンの試合観戦ポイントは、「(勝敗に固執しないので)個々のパフォーマンス注視!!」です(爆)

| べねと | 2009/10/11 11:43 | URL | ≫ EDIT















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