改・ウミウシな人~Buffalo Bills応援ファンブログ~

NFLのbuffalo billsを気ままに応援するブログです。ビルズダイナスティ復活まで気長にやっていきます。。。

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あけまして,祝!新GM誕生

皆さん,あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

個人的なことですが,本日,実家に帰る予定が大雪で帰れず幸先悪い2010年。なんだか,今年も良いことは無さそうで。。。


新GMに,B・ニックスが就任しました。現地大晦日(アメリカじゃあ,そう言わんわね)での就任,爺としては2010年を迎えるまでには決めておきたかったということでしょうか。ただ,一応は内部昇進なので,何故にこんなに時間がかかったんじゃ?という疑問は残りますが。。。まあ,その辺も含め恒例の私見をば。

nfl_u_bnixts_600.jpg


【ニックスの経歴】
ニックスは,アラバマ州出身で1939年生まれの御年70歳。NFLでの選手・コーチ経験はありませんが,カレッジで26年間のコーチ歴があり,うち9年間,T.Oの出身大学として有名なテネシー大チャタヌーガ校のHCを務めました。
その後,スカウトとしてBuffaloに入団,南東部のカレッジを担当した後,当時の上司だったJ・バトラーがSDのGMに就任するとともに,一緒にSDへ入団し,director of player personnelに就任,バトラー逝去後,A.J.スミスがGMに就任すると,アシスタントGMも兼任しました。2007年限りで引退するということでSDを退団しました(本人曰くSDでの仕事に疲れ,環境を変えたかったとのこと)が,昨年2月にBuffaloに復帰し,カレッジスカウト(全国区)をここ1年担当していました。

【リーグの評価】
アメリカのWikipediaによると,「Nix is considered by some to be one of the top five talent evaluators in the NFL. The Chargers won four out of the last five AFC West titles with Nix as Assistant GM and Director of Player Personnel, in charge of college scouting and instrumental to the decision making process of their NFL drafts.」ということで,非常に評価の高い人です。
特にドラフトでの千里眼は圧巻で,彼の在任期間中に,SDがドラフト(FA入団も含む)した選手は,ざっと次のとおり。
L・トムリンソン(01-D1)
D・ブリーズ(01-D2)
Q・ジャマー(02-D1)
K・ディールマン(03-FA)
K・オズグッド(03-FA)
I・Olshansky(04-D2)
N・ハードウィック(04-D3)
M・ターナー(04-D5)
S・フィリップス((04-D4)
S・メリマン(05-D1a)
L・カスティーヨ(05-D1b)
V・ジャクソン(05-D2)
D・スプロールズ(05-D4)
A・クロマーティ(06-D1)
M・マクニール(06-D2)
E・ウェドル(07-D2)
B・シラー(07-D7)
J・タッカー(07-FA)
はっきり言って凄い面々です。これ以外でも,実質ドラフト指名したP・リヴァースなんかもいます。

特に,ドラフト上位陣を殆ど外したことが無いという印象で,しかも,プロボウルレベルまで引き上げています。
ちなみに,彼がスカウトし,プロボウルに選出された選手の数は,2004年が3人,2005年が6人,2006年が11人,2007年が8人で,今年も4人が選ばれています(P・リヴァースもいれると5人)
今のSDスター軍団は,彼が作り上げたと言っても過言ではないでしょう。

【所信演説】
ニックスの就任会見には,爺,R・ブランドン(今回CEOに昇格),ケリー師匠,T・トーマス先輩が同席し行われました。
ニックスは,会見で「非常に興奮しています。チャンスを与えてくださったオーナーと組織に感謝します。今,この席に立っている人間が,天才と評価される人間ではなく,一部のメディアやファンが期待した"Big Splash”でないことは私も分かっていますし,失望する声も挙がっていることでしょう。しかし,これはドラフトの翌朝の新聞と同じです。その時のA+評価が2年後同じとは限らないし,その記事を書いた記者は恥をかき,仕事を失っているかも知れません。」「今,この時点で,ニュースの大きさは重要ではありません。重要なのは,この事がチームの勝利に向かって正しい方向に進み出したかどうかです。その答えは2~3年後に出るでしょう。」と語り,控えめながらも自信をみなぎらせていました。

【課題について】
①次期HC
ニックスは,彼が求めるHCについては,「Good Teacher,A Leader」という一般的な答え。但し,コーディネーターについては,かなり重要視しているようです。
そして,その候補者は,現在リストを作成中とのことです。ちなみに,ヒューエルについては,未だ候補者の一人であり,大物の招聘の可能性もあるとのこと。また,どちらかというと,経験のある人材に興味があるとのこと。
②FA戦略
FA戦略については,はっきりと「私にとって,FAは主要なものではありません。FAで高額な選手を獲ることがチームに”Big Burn”をもたらすとは思いません。私にとって,FAは中-低価格な選手を獲るものです。」と,FAで積極的な補強をするというフィロソフィーのないことを明確に示しました。
③怪我問題
ここ数年,怪我人が続出していることについては,「信じがたいことで,徹底的に原因を追及するつもりです。」と答え,医療スタッフについても一部,見直しが必要であることを示唆しました。
④現在のプレーヤーについて
まずは,元教え子のチーオー(彼が入学したときのHC,1年だけ一緒にやっていたようです。)。再契約を考えているのかという問いに対しては「新しいHC次第」と個人的な考えで決めることは無いとのこと。また,昨年のドラ1迷貧については,「彼はまだ1年目の選手です。チームは彼の素質に惚れて指名しました。まだまだ評価するには早いです。」と指摘。そして,QBについては,「今チームにいるQBへの信頼はまだ失っていません。今年,彼らはOLに悩まされ,そのため力を出せなかったと思います。それをなんとかしないといけない。」と述べました。

【爺のお言葉】
爺は記者会見で,「周りが”Big Splash”を求めていることは分かっとったが,ワシはそんなの探しとらんかった(←嘘コケw)。ワシは仕事が出来るヤツを探しとったし,バディーは,まさにその人間ぢゃ。直ぐに結果が出るとはおもっとらんし,これまでの流れを変えるのには少し時間が掛かるじゃろーて。ただのう,そんなに無理なことではないぞ。今のNFLはちょっとしたきっかけで変わるもんぢゃ。今の殆どのゲームは,2,3のプレーのミスで勝敗が変わるのぢゃ。もし,ワシらが良い仕事を出来たら,これまでとは逆の結果が出るじゃろ。」と語りました。

【ファンの反応】
ファンの反応は様々ですが,だいたいは「歓迎」の様子。中には,ニックスの年齢の高さを懸念したり,アゴなどHC兼任の大物を期待していたのに裏切られたという失望,などの声も挙がっていましたが,彼のSDでの実績には,その声もかすんでいるようです。
そもそも(私もそうですが)ニックスって誰じゃい?っていう感じで,彼がBuffaloに長い間在籍していたことすら知らないという人も多く,???という感じのようです。

【今後にまつわる噂】
とりあえずHC探しが第一の仕事ですが,その第一のターゲットはM・ショッテンハイマーと言われています。彼とはSDで一緒に仕事をしていて,今でも家族ぐるみの付き合いがあるようです。マーティは,SDを不本意な形で去りましたが,その後も両者の関係は変わることなく,現在も親密な様子。
会見で,マーティが候補に入っているかを質問され,ニックスは,具体的な名前を挙げることを避け,(他の候補者とひっくるめた形で)候補者を熟考中との答えをしました。
一方,マーティはニックス就任後の取材で,「今でもサイドラインに戻ることは考えていない」とこれを否定しています。しかし,報道によれば,おそらくニックスがマーティに話を持ちかけるのは間違いなく,マーティに現場復帰を説得できるかどうかということらしいです。そして,マーティが説得できなければ,息子のブライアンが有力な候補になるとのこと。

【私見】
なかなか決まらずに,やきもきしましたがシーズン終了前に決まってくれて,ほっとしました。人事上は内部昇格にも拘わらず,ここまで決まらなかったのは,おそらくGM兼任を求めていたシャナハンを追いかけた影響でしょう。

ニックスのことは以前から名前は知っていましたし地元掲示板でも候補に名前は挙がっていましたが,高齢ということで「まさか無いだろう」と思っていました。しかし,実績を知り,ほぼ完璧な人事という印象を受けています。
まあ,FAも完璧にこなせるというF・リースのような人であれば,もっと良かったのでしょうが,爺のドアホーショックは未だ拭えていないのでしょう。完全な外様を呼ぶことは躊躇したのでしょうね。
内部昇進ではありますが,わずが1年前に復帰した人で,その前には長く他チームにいた人ですから,「結局,内部異動かよ!」という指摘は適切では無いと思います。

私がこの人事を(偉そうではありますが)評価する理由は単純で,ドラフト戦略に長けているということ,そして,チームの系譜を引き継ぐ人間だからです。
ここ10年の低迷は,QB不在とかいう単純なものではなくドラフト戦略が上手くいっていなかったという点に尽きますし,ドアホー時代にはFAで大物を獲りまくるという不相応なことをしたのも,チームがあらぬ方向に向かっていた要因の一つだと思います。
そもそも,ニックスの言うとおり「FAは穴埋めか青田買い」と考えるのが一番で,うちのようなスモールマーケットであれば,その傾向は顕著でしょう。まあ,SDでの実績というのは彼一人の力ではなく,周りのスタッフが優秀であったことや,獲ってきた選手を現場がちゃんと活かせた,ということは間違いないと思いますので,Bufで同じように成功するとは限りません。ただ,そのフィロソフィーがしっかりあるというのは頼もしいです。

また,ポリアン-バトラーという,チームの黄金期を作り上げた伝統的な系譜(Gm-tree)を復活できることは,チームを正しい方向に向かわせる一番の方法だと思います。
気になるのは,高齢であるということ。しかし,リーヴィー卿の81歳を考えれば若い方。まあ,数年やって,そのうちに後継者を育ててくれれば良いかなという感じ。SDに,そういう人材はいないでしょうかw
GM未経験で,キャップ管理や最終決定権を持ったことがないということを指摘する声もありますが,SDではアシスタントGMの地位にいましたので問題はないでしょう。特にキャップ管理については,そもそもそのような大金を使うチームではありませんので,杞憂ではないでしょうか。
ただ,気になるのはコーチ陣選び。SDでどこまで関与していたか分かりませんが,そもそも,彼の在籍中はマーティとN・ターナーくらいなもんで,コーディネーターあがりの登用は実際が無いはずです。これについては,やや心配。マーティが引き受けてくれれば問題ないのですが。

ニックスのGM就任で,それまでその役を担ってきたR・ブランドンがCEOに昇格しました。以前,Ligerさんが「BufはCOOが多すぎるのでは?」という指摘をされていましたが,デスク組と現場組に,それぞれのトップが出来たことで,これまでの歪な形がようやく解消され始めました。ただ,これで安心というわけでなく,ようやく正常なフットボールチームに戻ったというだけの話です。HC以外にも,フロントスタッフの刷新という課題も残っています。まだまだ,やるべき事は多いです。それにしても,J・ガイもGM候補だったというのは。。。lol

【おまけ】
記者会見に同席したケリー師匠とサーマン先輩は,今後,チーム組織に何らかの形で加わっていくとのこと。特にサーマン先輩はスカウトで全米を飛び回るという話も出ています。殿堂入りまでした人が,平スカウトをしたという話はあまり聞かないのですが。ひょっとして,将来のGMとしての修行ということでしょうかねえ。
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COMMENT

謹んで初春のお慶びを申し上げます

あけましておめでとうございます。
昨年中は度々お邪魔し色々ご厄介をお掛けしましたが、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

またB・ニックス新GMのご就任、並びに「鳥人」もプロボウル選出との由、祝着至極に存じます。

案の定DETからは、誰も選出されませんでした(LBピーターソンが唯一「補欠」に)が、地元メディアは同じルーキーの出る鱒が「補欠」にさえ選ばれなかったことを残念がって、記事にしてました。
まぁ複数種のリターンTDを挙げてることやタックル数の多さはあっても、INT自体は2つしかないし、プロボウル選出はそんな簡単なモンじゃないでしょうけどね。

W16のちゅるサンとこのチャットで「新CBAが締結されなかった場合のFA選手の資格要件」のお話が出ましたが、ちょうど年末にその関連記事が載ってました。もうご覧になったかもしれませんが念の為。
http://sports.espn.go.com/nfl/news/story?id=4781911

自分は「UFA資格要件がリーグ在籍4年から6年に変わるだけでなく、RFA資格も現在の在籍3年から延長されるのではないか?(でもそれが何年になるのかは記事等を見た記憶がない)」と思っていたのですが、実際はそうではなく「契約の切れた、在籍3年以上6年未満の選手」は皆RFAになるみたいです。
びるずだいなすてぃサンが云われていたとおり「殆どがRFAになる」 状態で、UFAになり損ねてRFAになる選手だけでも212人とか。

実際には新CBAが締結されて何も変わらない可能性も未だありますが、もしこの記事どおりの事態になればこの辺の制度・ルールの変更も、新GMの「FAに頼らないチーム作りの戦略」にとっては追い風になるかもしれませんね。

| Liger | 2010/01/02 14:03 | URL | ≫ EDIT

No title

明けましておめでとうございます。

今年も、だいなすてぃさんのBlog楽しみしております。

私も今後のFAやらドラフトやら2010シーズンなど、思ったことを書き込みさせて頂こうかなと思っております。
見当違いなことも書くかもしれませんが、その辺りはご容赦頂ければ幸いです(笑)

さて、日本時間の2010年初っ端に新GM就任決定のニュース。
正直GMに(も?)疎い私は「Who is Nix?」と思っておりましたが、だいなすてぃさんの解説を読んで、なかなかの人物であることにホッとしております。
特に『ドラフト重視でFAには金かけませんよ』という姿勢は非常に嬉しく思います。

こうなると次の焦点はHCになるわけですが、ショッテンであろうが、他の人物であろうが、『規律に厳しい』HCを望みます。
また、怪我人の多さについても何らかの改善を図ってくれることを望んでおります。

とまあ、年明け早々長々と書きましたが、今年もよろしくお願いします。

| べねと | 2010/01/02 16:12 | URL | ≫ EDIT

No title

>Ligerさん
あけましておめでとうございます。今年も忌憚ないご意見をいただけるようよろしくお願いします。
CBAについては,ようわかりませんねえ。なんか結局は,締結されて以前と変わりなくって感じに終わりそうな気もしますが。
まあ,アンキャップになっても大枚はたいてってチームは,あんまりないでしょうねえ。むしろ,FAの短縮とかドラフトへの影響なんかの方が大きいのは間違いないようですし。
しかも,4→6年っていうのは,どうなんでしょうか?殆ど盛りを過ぎた状態でFA権もらってもってことで,こちらの方が選手への影響はでかいでしょうね。
まあ,うちとしては今年に限ればUFA→RFAに回る選手が多くなるので,ありがたいと言えばありがたいのですが。。。しかし,そうなると今年の市場流出はオジンばっかりではないんでしょうかねえ。今年のFA市場は面白く無さそうです。

>べねとさん
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
規律に厳しいHCが必要というのは同感です。今のチームは,負け犬根性がついてしまってますし,怪我の多さも自己管理の欠如というのも理由の一つでしょうから,意識改革が出来るコーチでないと駄目でしょうねえ。このあたりは,白熊&恕論の放任,GW&村木とおとなし目の若いHCという,ここ10年で培ったもので,なかなか払拭するのは難しいと思いますが,裏を返せば,これがなかったので低迷したというのも明らかですからねえ。元々ブルーカラーのチームが根性を無くしたら勝てるわけはないでしょう。そういう意味でも,オールドフットボールで育ったニックスの登用は良かったと思います。
ニックス自身も「新HCは言葉と態度で引っ張る真のリーダー」とはっきり言っていますので。
ちなみに,マーティについては,こんな話もあります。http://espn.go.com/blog/afceast/post/_/id/8452/could-nix-sway-schottenheimer-to-bills
つまり,ニックスがSDをやめる際に,マーティとコンビを組んでAtlに入団する寸前だったと。で,その時に,A.J.スミスが,かなりびびっていたということ。
マーティがHC就任してくれれば,個人的には,このオフの人事はほぼパーフェクトです。

| びるずだいなすてぃ | 2010/01/02 20:54 | URL |















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