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NFLのbuffalo billsを気ままに応援するブログです。ビルズダイナスティ復活まで気長にやっていきます。。。

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2011シーズン ポジション別雑感【フロントセブン】

Twitterで以前,Chiブログ管理人のLovie_the_dogさんが「今年のドラフトは出席者が多い」と仰られていましたが,過去最高の25人が出席するようです。いくらなんでもやりすぎだろ。家族関係者含めると一体何人になるんだろうか。

<出席者>
P.Amukamara
A.Ayers
A.Clayborn
R.Cobb
M.Dareus
N.Fairley
B.Gabbert
A.J.Green
M.Herzlich
M.Ingram
J.Jones
C.Jordan
C.Liuget
V. Miller
R.Moore
C.Newton
P.Peterson
M.Pouncey
Aldon Smith
Tyron Smith
P.Taylor
D.Watkins
J.J.Watt
R.Williams

J.ラカンフォーラのTwitterより。あと一名は不明。M.Herzlichは下位指名濃厚だけど,ガンからの復活で感動劇になりそうだ。しかし,初日から呼ぶのだろうか。


さて,駆け込み状態でのポジション雑感。今日はDLとLBをまとめて「フロントセブン」としてやっちゃいます。
別に手を抜いているわけじゃ無く,LBがあまりにも酷く「なんとかせえ」で終わってしまいそうなのと,3-4失敗はフロントセブンでの問題ということで,こういう形にしました。

◎ハイブリッドという名の3-4導入失敗
2010シーズンの守備のミソはなんと言っても3-4への移行でした。3-4といえば,チーム黄金期に導入し,T.ワシントンが活躍してリーグNo.1守備を構築していた90年代後半までチームを支えた守備で,その頃に大いに興奮させられた私としては,念願の伝統の守備復活に大いに期待していました。

しかし,昨シーズン,この導入は思うように進まずシーズン途中からは4-3の比率が徐々に多くなっていた印象です。
コーチ陣は,その両システムの併用を”ハイブリッド”とそれらしい呼び名で呼んでますけど,明らかに昨シーズンの3-4の導入が失敗そ,仕方がなしに4-3の比率を多くしていったという感じでしょう。
確かに,コーチ陣,特に新DCのG.エドワーズは就任時からハイブリッド方式で行くと言っていましたが,FAやドラフトで獲得した選手を見ると明らかに3-4を意識したもので,さすがにここまで3-4が上手くいかないとは思っていたかも知れません。

導入が失敗した理由は色々とあると思いますが,一番の要因は不適切な選手構成だと思います。そもそも,それまで何年もタンパ2守備を採用し,小型のスピードタイプ,ゾーンDに慣れ親しんだ選手ばかりを集めていたところを,その真逆の大型,パワー,マンDが特徴な3-4に急に変えて直ぐに結果が出るわけはありませんでした。
特に,タンパ2時代,比較的単純なプレーをこなしていたDLやパスカバー中心の守備を担っていたLBユニットは,複雑なギャップコントロール&シュートを要求されたことに,戸惑いっぱなしだったのでは無いでしょうか。
しかも,3-4要員として獲ってきた選手も期待したほどの働きをせず,こんな状態では上手く行くはずがありませんでした。

◎置石では無いNT
3-4守備と言えば,真っ先に思い浮かぶのは”置石”と呼ばれるとにかくデカいNTだと思います。
このタイプのNTはOCの真っ正面に対峙し,OCに強烈なプレッシャーをかけると共に,OCと両OGの間の二つのギャップ(いわゆるAギャップ)をカバーすることを担当,即座にどちらのギャップにプレーが展開するかを判断して潰すことが主要な仕事です。 QBサックをしたりボールキャリアーをタックルしたりすることは求められていません。ブロックを巻き込みながら横へスライドするなどしてギャップを潰しランニングレーンを消せば任務完了で,多くのブロックを引きつければ引きつけるほど仕事をしたことになります。
置石NTは,とにかく横にサイズが無いといけません,更に重心が低くないといけません。そして,パワーはもちろん,瞬発力,スピード共に必要で,さらに高いプレー認識力も求められます。とにかく,化け物クラスの選手で,ある意味,フランチャイズQBを見つけるのと同じくらい探すのが難しいと言えます。

昨シーズン,BufのNTを務めたのはK.Williamsです。おそらくDLユニット,いや,全ポジション通じてチーム一番のタレントで,唯一,リーグトップレベルで通用する選手でしょう。
プロボウル出場を初め,いよいよブレークした感じのカイル君ですが,明らかに置石NTではありませんでした。そもそも,典型的なスピードのあるペネトレート(スクリメージラインを割って,QBへプレッシャーをかけること)タイプで,サイズ不足のカイル君が置石NTになれるはずもありませんでした。
カイル君は,ハナからギャップコントロールなど頭に無く,殆どをNTポジションからペネトレートをかけることに賭けていた感じで,それが4-3偏重とも相まって,評価を得たという印象です。

いわゆる置石NTはゼロテクニックとも呼ばれます。これとは別に,3テクニック,5テクニックと呼ばれるDLマンがいます(いずれもOLに対し,どの位置にセットするかで分類されます。→説明はコチラ)が,カイル君は明らかに3テクニックタイプのDLです。これは,担当する一つのギャップ(殆どがOGとOTの間のいわゆるBギャップ)めがけて突進(ペネトレート)するタイプのDLで出足の速さやパワーを活かしたインサイドへのペネトレート力が重要となります。代表的な選手は元T.BのW.サップでしょう。
また,5テクニックはOTの外側にセットし,ラッシュをかけるいわゆるエッジラッシャーで,OakのR.シーモアなんかが有名です。
お分かりのように,明らかにゼロテクニックと3テクニックは全然やることが違います。

シーズン前,「NTをやるに当たって体重を増やす気があるか?」と記者に問われたことに対し,カイル君は,鼻で笑い「今の(ペネトレート命の)プレースタイルを変えたくないので増やすつもりは一切無い。」と断言していました。その宣言通り,カイル君はゼロテクニックとしてではなく,初めからどちらかのギャップよりにセットしペネトレートするという1テクニック(Aギャップを担当)でのプレーに終始しました。まあ,終始したというよりも,コーチ自体がそういうプレーを要求したのだと思います。

で,当然ながら,NTにそういうプレーをさせるのならば,それをカバーするようなランスタッファーが必要です。本来であれば,ILB二人がその役割を担うべきだったのですが,オフにFAで獲得したA.デーヴィスは早々にIR入り,替わりにA.Ayodeleを急遽,獲りましたが,急造は否めず,またPozも3-4への移行に苦しみ,非常に重要と言われるILB二人のコンビネーション(特にギャップカバーの受渡し)は上手く機能しませんでした。

チーム一のタレントがNTにいるという事実から言えば,ランがダダ漏れになっている理由は,単にDLが弱いとかいうだけの話では無い気がします。
ランを本当に止めたいのならば,カイル君をNTから外して置石NTを起用するか,しっかりとしたILBでカイル君をカバーすることが必要だと思います。

◎OLB一人がSに

3-4守備のもう一つのミソは,OLBの強烈なパスラッシュでしょう。NTや他のDL,ILBがギャップをコントロールするのも,OLBを自由に動かしたり,パスラッシュを有効に決めるためとも言えます。
にもかかわらず,Bufは昨シーズン,主にストロングサイドのOLBを出す替わりにニッケルバックや3人目のSを起用するシーンが多くありました。その替わりにSSのD.ウィットナーをスクリメージ付近まで上げていたこともありましたが,OLBを使えない3-4なんてありえないというのが感想です。
確かに,OLBの選手の層の薄さは酷かったです。期待されたA.メイビンやDEからコンバートされたC.ケルセイがあんな感じで,K.ミッチェルやR.Torborも怪我で離脱,途中で獲ったメリマンも練習合流後数分でIR入りするというトンデモぶりでした。後半になり,新人のA.モーツが出てきましたが,それまでは本当に酷かったです。


こんな感じで,3-4のミソである上記二つが全然機能しない状態では,上手く行くわけが無いでしょう。

◎K.ウィリアムス
とはいえ,やっぱりカイル君の働きは凄かったです。2年ほど前から「この選手は凄い」と言っていましたが,いよいよブレークしました。プロボウルに選ばれた他,APのオールプロのセカンドチームにも選ばれました。個人的に一番嬉しかったのは,B.パーセルズが選出したオールプロのファーストチームに選ばれたことでしょうか。
ビックリするような成績を残したわけでも無くリーグダントツのワーストランDのNTという悪印象にもかかわらずカイル君が選ばれたことで,なんだかんだでメディアはちゃんと見ているなあということを感じました。

カイル君は,異常レベルの出足の素早さが最大の魅力です。大げさな言い方で言えば,QBがスナップを受けたときには,QBを捕まえれるくらいまでプレッシャーをかけていることもあり,RBにハンドオフした瞬間にタックルをかますというシーンを見たのも一度や二度ではありません。それでいて,オフサイドの反則を受けることは多くは無いので,スナップカウントを勘だけで決め打ちしているのではなく,熱心に研究した上でのプレーをしていると思います。

これほどのタレントを活かさない手は無いでしょう。そのためには,最も適している3テクニックでプレー出来るDEに早いところ固定するべきでしょうね。

◎鍵を握るのはT.Troup
チームは来季以降も3-4と4-3の併用であるハイブリッド方式を引き続き導入することを明らかにしています。しかし,昨シーズンあれだけ弱点を呈しましたので,このまま選手の補強をするだけではダメだと思います。
正直,DCのG.エドワーズで大丈夫なのだろうかという気もしますが,今切るには可哀想なほどタレント不足です。

まずは,選手構成を正常にすることが必要でしょう。まだまだ,3-4をこなせる選手の補強が必要だと思いますが,最低限として昨年,ドラフトで上位指名したT.TroupとA.キャーリントンに働いてもらわないといけません。特に,Troupはチームで唯一,置石NTタイプで彼が先発に定着出来るようであれば正常な形での3-4になり,カイル君もDEに固定することが出来ます。ですから,Troupが鍵を握っているのは間違いありません。それもかなり大きな鍵です。
チャンやニックスは,カイル君がNTとして活かせるスキームを使うといっていますが,ドラフト2巡という高順位でTroupを指名しているのですから,それが本音とは思えません。

さて,このオフのTroupはしっかりとトレーニングを積んでいるようで,昨シーズンよりも既に11ポンド(約5キロ)のバルクアップに成功しているようです。元々,ハードワークぶりには高い評価のあったTroupなので,来季の成長が期待できるでしょう。昨シーズンに見た印象では,重心が低く,置石NTとして面白いと感じました。

◎ドラフトでの補強
いよいよあと4日のドラフト。今回のドラフトでは何よりもフロントセブンの補強が最優先だと言えます。GMのB.ニックスもLBとDEをいずれも指名することを公言しています。また,具体的には「DTは補強不要,DEは5テクニックタイプが欲しい。」と言っています。
まあ,DTが指名不要というのは同感。ストラウドが退団したものの,D.エドワーズ,S.ジョンソンもいますし,これ以上は不要でしょう。
5テクニックDEに拘る理由はイマイチ不明ですが,外からのプレッシャーやカバーが特に弱いと感じているのかも知れません。確かに,インサイドからのプレッシャーに対し,QBがポケット外に逃げてパスやスクランブルを決めたり,ランでもボックス外で抜けられるシーンも多かったような気がします。

しかし,こう考えると,やはりM.ダレウスを獲る理由が見つからない。確かに,ランD改善にはこの上ないですが,彼が入ると確実に浮く選手が出てます。しかも,若手の選手ですからね。(ただ,ダレウスと,カイル君のコンビはなかなか魅力あるなあ。)
そうなると,やはりV.ミラーでしょうか。彼が加わることで外からも内からも多彩なパターンでのラッシュがかけれますし,ミラーを中心にスキーム構築することで,怪我から復帰のメリマンの負担も減るでしょう。
OLBも数は多めですが,いずれも間に合わせ的なベテランやMr.バストマンですから。一応,ニックスは「OLBのパスラッシュには満足している」というようなことを言っていましたが,さすがにこれはご愛敬でしょう。

それと,Pozとコンビを組むILBは絶対に必要。しかも,ニックスが言うように大型のランスタッファーでないといけません。
ただ,今年のILBは層が薄め。ポジションランク1位のIllinois大のM.ウィルソンは最近はOLBとして見られているようです。
やはり3-4巡あたりで指名すると共に,FAで補強というのが良いのでしょうか。個人的には2年目のD.バッテンに期待しているんですけどね。
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| buffalo bills | 23:05 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

いよいよですね!
もう今週はそわそわしてしまって。
これまでMock含め盛り上げ有難うございます。
びるずだいなすてぃさんのコメントもいよいよドラフトウィークに入り熱くなってきて、こちらも一緒に熱くなっているところです。
昨日のDB編は、ロックアウトのコメント後の「Read More」がなく、、おかしいなと思っていました。更新楽しみにしています。

しかし、どうなるでしょうね?
私の頭の中はすっかりあらゆるMock情報に洗脳され、当初はミラー?と思っていましたが、その評価がぐんぐん上がるのに比例してミラー様になっています。来季にがんがんラッシュしているミラーの姿を思い描く始末です。。。
ピーターソンも今年随一と当初から言われ続け、ほとんどのHPでいまだにランキングトップを維持しているのは凄いと思いますが、ポジションニーズから冷静に考えるとミラーという雰囲気がします。。
先日のMockではC.ジョーダンを押しましたが、確かにトップ5との実力差はありそうで、、今では巡り会わせが悪いのかなあと思っています。

しかし、ドラフトに関するHPって本当に多いんですね。昨年は.comしか見てませんでしたが、特に2巡以降は本当に評価が分かれています。その中でも比較的安定した評価を得ている選手は2巡クラスだと半数に届かないですし、3巡クラスだとわずかです。(そこまで格付けしているHPも少ないですが、個人的にデータのまとまり方はDraft.TEKが好きです。)
そんなことで、今年は視野を広げてドラフトを楽しみたいと思います。

以上長文で失礼しました。
今後のコメント楽しみにしています!

| tera | 2011/04/27 08:43 | URL |

コメントありがとうございます。

いやはや面目ないです。かなり力を入れて書いたので,消えたと分かったときはかなり落ち込みましたが,今日何とか復活させましたのでご覧ください。
とはいえ,こう読み返してみると昨日のよりは,すっきりしている感じです。まあ,相変わらずのダラダラ長文ですけど。。。

ドラフト,ホントに読めないですねえ。私も最近は,同じくみらー仕様になっていたんですけど,ここに来てニュートンだのギャバートだのダレウスなどという名前が出ています。

当初はTop3ならある程度選べるなあ,と余裕をカマしていたのですが,ここに来て,むしろ選べる分外せないというプレッシャーを感じます。w

とにかくあと1日です。レ稲に上にドキドキ心臓ばくばくで指名を待ちたいと思います。

| びるずだいなすてぃ | 2011/04/27 21:38 | URL |















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