改・ウミウシな人～Buffalo Bills応援ファンブログ～

ワクワク，ソワソワの１ヶ月が始まる。。。

普段，あまりメディアの記事を直接紹介しないのですが，ちょっと面白い記事が話題になっているので，今日は紹介したいと思います。

それは，「何故，Fitzにサックするのが難しいのか？」ということで，先週試合をしたWasの地元紙が書いています。

今季，チームがこれまでに許したサックは9つで，これはリーグで2番目に少ない数字です。過去3試合，Phi，NYG，Wasとリーグサック数ベスト6に入るチームを相手に，いずれもサックを許していますが，1,3,2とそれほど多くない数字でしのいでいます。

この理由について，記者は，Fitzのスナップを受けてからボールを投げるまでのスピードが異常に速いことをあげています。
記者によると，Was戦でFitzが投げたパスは全部で27回ありましたが，このうち，16回が2秒以内に投げられ，それ以外に3秒以内で投げられたパスが一度あったとのこと。
QBが投げるパスはスナップを受けてから3秒以上かかるのが普通で，2秒以内というのは，3ステップなどのショートタイミングパスの場合でしょうから，これは殆ど異常レベルにあります。

この傾向はWas戦だけでなく，以前から指摘されていました。昨年も，このブログでも取り上げたような記憶があります。ただ，昨年は，これは良い面と悪い面が出ていて，Fitzが投げ急いだあまり，簡単にIntされてしまうというシーンも多く，シーズン後，チャンから名指しで「なんとかせえ」と言われていました。

それが今季，これが見事に解消されています。
Fitzのパス成功率は，ここまでリーグ3位の67.7%，ここ3試合はいずれも70%を超えています。Buf入団してからの過去2年のパス成功率が，55.9%，57.8%で，70%を超えた試合は1度しかありませんので，素晴らしい上昇と言えます。
また，今季7Intを喫していますが，ラッシュを受けて投げ急いで食らったと言えるものは一つもありません。

ラッシュが届かない時間でパスを投げるというのは，これ以上無いサックを避ける論理的な方法でしょう。ちなみに，Bufは1stダウンの獲得ヤードが平均7ヤードでリーグベスト，また，パスラッシュが多い3rdダウンでのQBレートは105.4でリーグ4位というのも，このFitzの素速いパッシングが功を奏している結果ではないでしょうか。

今季，オフェンスはどの試合も，安定した数字を残しています。Fitzのこのパッシングスタイルが通用している限り，オフェンスが機能不全するという心配は不要なのかも知れません。

ただ，こういうのを簡単に破っちゃうのが，R.ライアンなんだよな－，って気がしますけど。。。

元記事→http://washingtonexaminer.com/blogs/nfl/2011/11/studs-and-duds-defense-redskins-bills#ixzz1cYb1pQqp