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【シーズン総括】今季の収穫と残された課題3

こちらでの久々の更新です。FA市場解禁,ドラフトまでポジション分析とか,ペースを上げていかないと。。。

今日は,2011シーズンを振り返るシリーズの第3弾,課題編の第2弾,テーマは,ずばり「Fitz」です。


2011年は個人的には,Fitzの年だったと思っています。キャンプ・プレシーズンでの不調,フタを開けたらの開幕からの躍進,中盤からのあっちゅうまの奈落行きと,全てがFitzの調子と連動していました。
まあ,考えようによってはQBの好不調というのがチームの調子に直結するというのは正常な姿なのかも知れないですけどね。一応のところは,「このチームはFitzのチームになりつつある」ってことで,評価はしてますけど。w

ということで,今日は2011シーズンが沈んだ理由と2012シーズンにどうすべきかを,Fitzを通して書きたいと思います。

【Fitz好調の要因】
これはもう,チャンのオフェンスプランがFitzの良さを活かしていると言って良いと思います。元々,「持ちすぎ」とは好対照のタイプで,Buf入団当時からポンポンと投げるQBではありましたが,どちらかと言えばノープランに投げる”いてまえ”QBだったのですが,そのクイックテンポのパスをチャンは活かそうとしたのでしょう。ショートパスのコントロールの良さもプラスして,これが1年目の2010年から填まり,今季は更に深みを増した感じです。

で,そのパッシングスタイルを支えていると言われるのが,Fitzの「超人的な空間認識力」。空間認識力とは,「物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力」ってこと(Wikipediaより)で,つまり,スクリメージの攻守選手のポジションなどを見て,誰を何処に動かせば,どういうスペースが空くかってのを見抜くことが出来る能力です。超一流のQBには必ずこの能力が備わっていると聞いたことがあります。

ショートゾーンを確実に攻めるというのは,パス攻撃を展開する上では基本でしょう。通常,どんな優秀なカバーマンでもショートゾーンは,よほどタイトなカバーをするか,ギャンブル的なアグレッシブなカバーをしないとパスは通され続けますし,今のようにゾーン守備全盛では尚更です。

それに加え,Bufのレシーバー陣はフィジカルやスピードに欠ける反面,ルートランやフットワークによるブレーク技術において優秀な選手が揃っています。エースレシーバーのStevieなどはその典型で,あの「Revis island」でも止めれなかったくらいです。
また,RBのFreddieとスピラーは共にレシーバーセットできますし,スクリメージやスロットからショートゾーンに入り,捕った後はRBですからRACが期待できます。

そういった選手たち特徴を活かすために,今の,「レシーバーに如何にRACを稼がせるか」を念頭に置いたクイックテンポでのパス攻撃というのが導入されているのだと思います。

【Fitz不調の原因】
Fitzの今季序盤は本当に素晴らしかったです。こんなに簡単に1stダウンやTDって獲れるんだな,と思えるほどハイレベルなオフェンスを展開していました。確か,W8のWas戦まではパスレートが90を超えていましたし,TD/Intの数も14/7とTDの方が倍を数えていました。
しかし,Week9のNYJ戦からは,別人とも思えるような酷いプレーで,結局シーズン終了まで開幕当時の好調さに戻ることはありませんでした。
その要因なのですが,いくつか考えました。

①怪我の影響
シーズン終了後,WRのD.ネルソンが,Fitzが後半戦,4本の肋骨を折った状態でプレーしていたことを明かしました。その原因は,Week8のWas戦でL.フレッチャーからハードヒットを食らったこと。
本人は,その怪我とパフォーマンス低下の関係を否定していますが,それ以降,パフォーマンスは明らかに落ちましたので,影響は少なからずしているでしょう。Fitzは体全体を使って投げるフォームが特徴ですし,体の中心部の肋骨を折ったことでフォームが微妙に崩れたり,その結果コントロールが乱れていてもおかしくありません。

②怪我人の影響

今年,多くの怪我人を出しましたが,その影響は大きかったと思います。特に,ランでもパスでもスキームの基本だったFreddieの離脱で,スキームを根本的に再考しないといけませんでしたし,替わりのスピラーはプチブレークしましたが,キャリー数に制限があったため,やはりFitzのパス依存が非常に高くなりました。また,RBとしてリーグトップクラスのブロック技術を持つFreddieでしたので,その点でも大きかったでしょう。
OCのE.ウッドの離脱も非常に痛かった。QBにとってOCは夫婦みたいなものと言われますし,替わりに入ったレヴィトリ,Urbik,ブラウンは,みなOCが本来のポジションではなく,特にショットガンスナップが安定しませんでした。リズムが命のFitzのパッシングスタイルには,ウッドの離脱は大きすぎました。

③お決まりのミドルゾーン厚くするパターンにやられちゃった。

さて,ここからはオフェンスに対する私見。

シーズン序盤から,「Bufオフェンスはフロントでプレッシャーをかけタイプに弱い」と言い続けていましたが,それがモロに出たのがW9のNYJ戦。NYJと言えば,ガンガンブリッツが特徴だったものの,この試合ではショート&ミドルゾーンのカバーを増やし,要所要所でブリッツを入れるという緩急をつけた守備に見事にやられました。 続くDal戦も同じような感じにやられ,完全にリズムを失ったオフェンスを結局は立て直すことが出来ませんでした。
これでやられるのは,2008年のT.エドワーズと全く同じパターン。まあ,SBを勝ったNYGを見ても分かるように,フロントだけでプレッシャーをかけれるというのは強力守備の基本なんで,Fitzがこれを苦手にしているというよりも,オフェンスの完成度としてまだまだと言えるんでしょうね。

④ディープアタックが全然ダメ
キャンプの頃からいわれ続けてきたディープパスの不安定さを結局最後まで修正できなかったのも痛かったです。
縦に守備を引っ張ることが出来なかったので,どうしても真ん中のスペースを空けることが出来ず,RAC頼みのオフェンスは手詰まってしまいました。
仮に,ディープにもっと攻めて,守備を深くまでストレッチできていれば,③で指摘したミドルゾーンを厚くする守備に対しても,もっとスペースが空けることが出来たはず。

レシーバーが抜けること自体も少なかったですが,抜けていてもFitzがとんでもないリードボールを投げるシーンも多く,人材面,技術面,コンビネーション全てにおいて,ディープアタックは非常に酷いものでした。

まあ,技術面やコンビネーション面は,今後,練習を重ねることである程度解消はされると思いますが,人材面での問題は補強するしか無いでしょう。
現在のRoster上に,スピードだけでDBをチギるような選手はいないし,高さのミスマッチで空中戦を制圧できるような選手もいません。スピードだけでいえばD.ジョーンズはディープスレッドになり得る選手ですが,まだまだ安定感を欠き,CBを抜くようなシーンは少ないです。
このような感じで,チャンオフェンスは,クイックパスで,レシーバーがいかにRACでヤードを稼ぎ,そのために,如何にレシーバーにスペースを与えるかという手段に出ています。

今年,ブレークしたDetも同じように,M.スタッフォードのクイックパスが特徴ですが,ここにはCJというとんでもない化け物がいます。彼だけで,数人のDBをディープゾーンに連れて行きミドルにはすっぽりとスペースが空きますし,通常ならレシーバーがフリーになれ難いクイックパスであっても,CJのレシーブ可能範囲が異常なくらい広いので,DBから結構離れた位置に投げていれば,レシーブしてくれます。また,逆にクイックパスはDBが十分に対応できない間に投げれますので,守備は対応が難しいはず。DetのオフェンスにおけるCJの存在というのはとてつもなくデカイです。

⑤縦の空間が使えない。
まあ,これも④と繋がるんですけど,とにかく,空間の縦を使うようなパスオフェンス,つまりレシーバーの頭上に投げて高さのミスマッチを狙うというパスが少ない印象です。
RACを狙うためには,当然,縦よりも横なんでしょうけど,そうなるとどうしても,Intの危険性が増すような気がします。



今年展開したオフェンスは,ある程度,形は見えたと思うのですが,まだまだ弱点も多いです。当然,Fitz自身の力を上げること,現有戦力とのコンビネーションとの向上なども必要ですが,今よりも幅を持たせる必要があるでしょう。
そのためには,やはり守備を縦にひっぱれるディープスレッドになれ,フィジカルが強く数人のカバーを引きつけれる体の大きなレシーバーが必要になると思います。
とはいえ,このクラスを手に入れるのは至難の業でしょうねえ。少なくとも,FAではいわゆる”Big Splash”クラス,ドラフトであれば2巡までには指名しないと難しいと思います。
GMのB.ニックスも,「Big Targetを補強しないといけない。」と言ってますし,今季のオフに期待したいです。
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| buffalo bills | 17:09 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

不調の原因はWk8にあったんですか。
Wk9のNYJ戦ではフレッド・ジャクソンを止めたといえど、フィッツに精細欠き過ぎた感があったんですが、別にNYJのD#が良かっただけではないんですね。
余計に来シーズンが恐ろしいです。

| とおりすがりのJETS狂 | 2012/02/14 19:42 | URL |

怪我が全てでは無いですが,ひとつの要因になったのは間違いないです。怪我もそうですが,かなり強い当たりだったので,ラッシュに対する恐怖感がプレーに影響していないかの方が心配です。
個人的には,Week12の@NYJでは,Freddie抜きでそれなりに追い詰めることが出来たので,随分と差が縮まったと感じてます。
来年はもっとライバルらしい試合をしてくれると期待しています。

| びるずだいなすてぃ | 2012/02/14 22:46 | URL | ≫ EDIT

シーズンの終わり頃johnsonのゴール目前の試合がきまりそうなパスのドロップが印象に残ってます デプス1番目が重要な場所で輝かないと勝てませんね

| kazu | 2012/02/15 00:25 | URL |

>kazuさん
そうなんですよね。Stevieは2010年のPitts戦も最後の最後でポロリしていますし,そういうキャラになりつつあるのは怖いですね。とはいえ,彼を手放すというのも考えられないので難しいところです。

| びるずだいなすてぃ | 2012/02/16 22:55 | URL |















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